こんぺいとうの果実~千紫万紅

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【マンガの感想(少女マンガ)】金色のマビノギオン ―アーサー王の妹姫―  1巻/山田 南平

金色のマビノギオン ―アーサー王の妹姫― 1巻

 

🌸あらすじ

修学旅行でイギリスを訪れた、たまき(女)・真(女)・広則(男)幼馴染3人組は、エイヴベリーのストーンヘンジを訪ねる。

見学していたらたまきが気を失い、夢の中で蛇の刺青をした手に招かれ、介抱していた真と広則も一緒にタイムスリップしてしまう。

着いた場所は、アーサー王伝説そのままの世界だった。

たまき達が聞いた事情によると、戴冠式を控えているのにアーサーが瀕死の重傷を負ってしまった、とのこと。

アーサーとそっくりなたまきは、彼の身代わりになって戴冠式に出ることを了承してしまう。

真は大魔術師マーリンの弟子になり、広則は騎士に剣の稽古をつけてもらい、徐々に周囲に馴染んでいく。

そしてたまき達は戴冠式へ出るために、カーレオンへ向けて出発する。

 

🌸感想

なんか読みづらい……。

 

描き込みが多いせいでしょうか? 全体的にキラキラしてきれいな雰囲気なんですが、ごちゃごちゃしている感じもします。

 

でもキャラクターたちは、華やかで美しいです。美男美女が盛りだくさんです。

 

話の骨格は、有名なアーサー王と円卓の騎士ですね。

有名な話なのに、管理人が知っているのは王妃とランスロットの不倫、あとは剣のエクスカリバーくらいです。

なので、ウイキペディアで円卓の騎士について調べてみました。

 

ja.wikipedia.org

 

……けっこうエグイ話ですね。

幸せな人生を送った人はいるのかよ、っていう……。

 

作者の山田南平さんといえば、管理人はオレンジ チョコレート | を思い出します。主人公のちろが高校生とは思えないほど幼かったのですが、今作の主人公もやけに子供っぽい。

作者はこういうタイプが描きやすいんでしょうね。

 

しかし今作は人間関係が入り組んでいるし、人を殺すシーンも出てくるしで、今までとかなり趣が違います。主人公がはいりこんだ環境が血なまぐさいので、過去作とはだいぶ違った雰囲気になりそうです。

 

今までの山田先生の作品は「ザ・少女漫画!」という話ばかりでしたが、今作は大人のほうが向いていると思います。設定からして、少女には向いてないし……。

 

そのうち登場人物の名前を覚えきれなくなりそうな気がしますが、こういう歴史(?)が絡んだファンタジーものは管理人の好物です。

調べることが好きな方だったら、原作との違いを追っていくのも楽しいかもしれませんね。

 

 

 

 

 

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