作者:じろあるば
原作:柊一葉
出版:裏サンデー女子部
- 【ヒロイン不在の悪役令嬢は婚約破棄してワンコ系従者と逃亡する】 あらすじ
- 【転生した悪役令嬢は王子よりも従者が好き!】
- 【大嫌いな王子と婚約破棄するためにヴィアラは努力を惜しみません】
- 【ヒロイン復活作戦失敗。でもすぐに次の手を繰り出します】
- 【王子の引き取り先が決定!婚約破棄の儀式を教会で行うことになりましたが……】
- 【結構なことをやらかしたヴィアラは幸せな国外逃亡をすることになります】
- 【2巻以降について】
【ヒロイン不在の悪役令嬢は婚約破棄してワンコ系従者と逃亡する】 あらすじ
「なんで悪役!?絶対に死にたくない!」
転生したら、大好きな小説の【悪役令嬢・ヴィアラ】だった私。早急にヒロインを説得して死刑END回避しなきゃと思っていたら、ヒロインは学園に入学すらしていなかった。
このままじゃ、女好きで傍若無人な婚約者【王子】との結婚へ一直線!?そんなのイヤーーーッ!!!こうなったら、自力で婚約破棄よ!そんな時、いつもそばで守ってくれる【従者・シド】が「俺が何とかします」って、それは忠義?それとも愛…?
私か長年ひっそりと恋をしていたシドと一緒に、ここじゃないどこかで、絶対幸せになってやる!お嬢と従者の、禁断の(?)ドタバタ逃避行ラブコメディーが今はじまる!
(Renta!から引用)
【転生した悪役令嬢は王子よりも従者が好き!】
「バラ色の宝石を君に捧ぐ」という恋愛小説の世界へ転生したヴィアラ・エメリ・マーカス公爵令嬢は、おバカ王子バロックとの結婚が決まっています。
名門公爵家といえども王家の決定には逆らえず、彼女は気が重い毎日を過ごしていました。
そんなヴィアラが恋するのは、子供の頃から一緒にいる魔導士のシド。
でもシドの気持ちが分からず、片想いにも苦しむというストレスフルな日々が続きます。
【大嫌いな王子と婚約破棄するためにヴィアラは努力を惜しみません】
なんとしてもバロックとの結婚を回避したいヴィアラ。入学することになった学園には原作ヒロインのククリカがいるはずなので、彼女にバロックを引き取ってもらおうと画策しています。
しかし、入学した学園に原作のヒロインがいないので、ヴィアラは自力で彼女を探し出すことにしました。
やっと見つけたククリカですが、彼女はとっくにヒロイン役から逃げ出していて、ヴィアラはがっくりと肩を落とすのでした。
【ヒロイン復活作戦失敗。でもすぐに次の手を繰り出します】
原作ヒロインのククリカ復活を諦めたものの、バロックとの婚約破棄は諦めていないヴィアラ。すぐに次の婚約者候補を探し出します。
玉の輿願望が強い美女アネット・リドリー伯爵令嬢と話をつけ、バロックの興味を彼女に向けることに成功するのでした。
【王子の引き取り先が決定!婚約破棄の儀式を教会で行うことになりましたが……】
婚約破棄の儀式は、教会の一室で当事者だけで行うしきたりだそうです。
痴情のもつれで事件が起きたらどうするんだと思わずにはいられないしきたりです。
案の定、事件は起きてしまいました。
わけありの若い男女を2人きりで部屋に押し込める教会……。
考え直したほうがいいしきたりだと思います。
【結構なことをやらかしたヴィアラは幸せな国外逃亡をすることになります】
バロックに結構なことをやらかしたヴィアラはマーカス公爵家に迷惑がかからないよう、国外逃亡することにしました。
マーカス公爵家の人たちは気が早いというかなんというか、今回の処分について全て自己完結しています。
ちょっと落ち着けと言いたくなるくらいです。
しかしシドから意外な告白を受け、ヴィアラはちょっとウキウキしながら国を出ていくことになりました。
【2巻以降について】
4巻まで読みました。5巻は2023年1月頃に発売予定だそうです。
2巻以降はシドと2人で旅するうちに、シドの秘めた生い立ちを知ることになります。
この過程で悪役令嬢という肩書きはすっかり消えて、ヴィアラは自立しながらも恋する可愛い女の子へキャラクターが定着していきます。
3巻まではヴィアラとシドの絆が深まっていき、4巻では大きな動きが出ます。
ヴィアラとシドも見守りたいカップルなのですが、ヴィアラの兄イーサンもなかなかいい味を出していて、この人が出てくるとコメディ色が強くなって面白いので、もっと出てきてほしいと思います。