作者:逆木ルミヲ
キャラクター原案:えいひ
原作:恵ノ島すず
出版: B's-LOG COMICS
- 【ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん】あらすじ
- 【ゲーム世界のキャラクターに話しかけられるようになる遠藤くんと小林さん】
- 【普段は上品なのに、リーゼロッテの可愛い所を見つけると、突然庶民の口調になる王子様】
- 【リーゼロッテとバルドゥールに神の寵愛が与えられ大騒ぎのなかでも肉を喰らう正ヒロイン】
- 【お姫様らしからぬ馬鹿力を見せつけるリーゼロッテ】
- 【1巻のまとめ】
- 【2巻以降について】
【ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん】あらすじ
王太子であるジークに突然聞こえた2人の神の声…。それはジークの婚約者であるリーゼロッテが【ツンデレ】で、このままだと【破滅】を迎えるという衝撃的な内容だった!彼女の普段の言動はすべて照れ隠し!?神が解説する彼女の本心はとても可愛く、ただただ一人悶えるジーク。その2人の神の正体は、ゲームの実況をするただの高校生だった!!神からの「実況」と「解説」という『神託』を頼りに婚約者のリーゼロッテを救えるのか!本音がだだ漏れている超絶可愛い「悪役令嬢」リーゼロッテのバッドエンドを回避せよ!「乙女ゲーム」を通して異世界と現実世界を結ぶ、新たな悪役令嬢ストーリーここに開幕!
(ebookから引用)
【ゲーム世界のキャラクターに話しかけられるようになる遠藤くんと小林さん】
放送部の小林さんと遠藤くんが見えざる力に導かれ、ゲーム世界の住人であるリーゼロッテの婚約者・ジークヴァルトにだけ2人の声を届けられるようになってしまいます。
リーゼロッテのきつい物言いにうんざりしていたジークバルト。
このままではジークヴァルトが正ヒロインのフィーネに惹かれていってしまいます。
そんなことになったらリーゼロッテは闇落ちして破滅まっしぐら。
リーゼロッテ推しの遠藤くんと小林さんは彼女を破滅ルートから救うべく、”ツン”が強すぎるリーゼロッテの隠された”デレ”を、ジークヴァルトに伝えることにしたのです。
【普段は上品なのに、リーゼロッテの可愛い所を見つけると、突然庶民の口調になる王子様】
普段は優しく礼儀正しい優良王子のジークヴァルト。遠藤くんと小林さんの実況と解説によってリーゼロッテの隠れた可愛さに気付くと、興奮しているのか困惑しているのか分かりませんが、突然庶民の口調になります。よほど狼狽しているのでしょうか。
【リーゼロッテとバルドゥールに神の寵愛が与えられ大騒ぎのなかでも肉を喰らう正ヒロイン】
解説の女神コバヤシ様から寵愛を与えられ、食堂できらきら光るリーゼロッテ。食事中に実況の神エンドー様から寵愛を与えられてきらきら光るバルドゥール(リーゼロッテの従兄弟)。
神の寵愛とは、今までフィーネの視点でしか物語を見ることができなかった遠藤くんと小林さんが、リーゼロッテとバルドゥールの視点で物語を俯瞰できるようになる、視点の変更のことです。
リーゼロッテとバルドゥールが得する能力が追加されたわけではありません。
しかし神の祝福を受けたと信じているリーゼロッテとバルドゥールは、与えられた力を正しく使うことを誓います。そんな二人の姿に食堂は大騒ぎとなりますが、そんな大騒ぎの中でもフィーネは肉に喰らいつきます。本来の正ヒロインとは思えない逞しさで、頼もしいですね。
【お姫様らしからぬ馬鹿力を見せつけるリーゼロッテ】
遠隔魔法には杖が必要だそうで、フィーネは落とし物ボックスから杖を拾ってきたそうです。しかし、フィーネが拾ってきた杖があまりにも貧弱で、リーゼロッテは軽々と彼女の杖をへし折ります。
いくら貧弱な杖といえど、割り箸ほどの太さがあります。
それを片手でへし折るリーゼロッテ。お姫様らしからぬ馬鹿力を発揮し、嫌味だけでなく力業も備えた悪役令嬢ぶり。徹底していますね。
といっても、このあとフィーネに立派な杖をプレゼントするんですけどね。
【1巻のまとめ】
遠藤君と小林さんのおかげでリーゼロッテの可愛さに気付き、どんどん彼女に惹かれていくジークヴァルト。フィーネも別の男性とフラグが立ち、物語の助走がつき始めてきました。
遠藤くんと小林さんも実況と解説だけしているわけでなく、2人の間にも恋の予感が漂い始めます。実は遠藤くんには辛い過去があり、小林さんが彼の傷を癒しているようです。
【2巻以降について】
2巻
なんと! ジークヴァルトがフィーネに嫉妬するほど、リーゼロッテに心が傾いていきます。夏休みの間、フィーネをリーゼロッテの領地に連れて行ってほしいと自分から頼んだにも関わらず、「ずっとリーゼロッテと一緒にいられていいなあ」と嫉妬します。
しかも、リーゼロッテと再会した時には「どうしても君に会いたかったんだ」と気持ちを告白します。
しかし、いい雰囲気になったところで城に侵入者が忍び込んで騒ぎを起こし、ちょい甘な雰囲気はぶち壊しになって終わりました。
3巻
リーゼロッテとフィーネが実は従姉妹だったという事実が明らかになります。
その結果、フィーネはリーフェンシュタール家に養女として迎え入れられます。
リーゼロッテが姉、フィーネが妹となるのですが、この2人同学年なんですよね……。
なんか当たり前のように姉妹になってました。
さて、遠藤くんと小林さんはゲームをお休みしてデートに出かけます。その時、「エーファ」と叫びながら小林さんに声をかけてきたのは、久遠桐聖という読みづらい名前の芸能人です。
久遠桐聖はゲームの中の神様に特徴と名前が一致していて、ゲーム神とフィーネが恋愛するルートがあるそうです。
一方ゲームの中ではリーゼロッテが辛い夢をみて、泣きじゃくる夜を過ごしていました。
不穏な空気ではありますが、バルドゥールとフィーネには恋の進展が見られます
4巻
バルドゥールとフィーネがお付き合いすることになりました~🎉🎉* ゚ ゜゚ *
リーゼロッテとジークヴァルトにくらべて、展開が早いです。
肝心のリーゼロッテは悪夢のせいで眠れない日が続き、憔悴してしまいます。ジークヴァルトも心配しますが、リーゼロッテに取り付く島もありません。
悪夢はリーゼロッテの体を乗っ取ろうとする「古の魔女」のせいなのですが、古の魔女の情報が少ないので、ラスボス?の正体は不明のままです。3巻で出てきた久遠桐聖となんらかの関係があるのではないでしょうか。
そんな状況のなか、ジークヴァルトが自分の恋心を自覚し、寝不足で倒れたリーゼロッテといい雰囲気になり、「仲間たちと古の魔女に立ち向かうぞ!」という少年マンガみたいなノリで4巻は締められました。
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