こんぺいとうの果実~千紫万紅

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【マンガの感想(青年マンガ)】波よ聞いてくれ  4巻/沙村広明

波よ聞いてくれ(4)

 

あらすじ

女子アナ・茅代に深夜の公園へ呼び出されたミナレは、ラジオ局の一大イベントの企画書を渡されながら、なぜか“自分にしか興味がない”ミナレの人格について説教をされる。

 

一方、カレー屋の店長を轢いた張本人であるマキエの兄・亨が店に現れて、一騒動を起こす。だがスタッフの中原が、上手く丸め込んで事なきを得る。

 

そんな中原に「すごくやってみたい事がある」とマキエは打ち明けてきた。

 

同じ頃、ミナレから公園での話を聞いて、茅代に対抗意識を燃やすAD瑞穂が、新たな目標を宣言。

しかし次回放送の企画ネタは出ないまま、夜は更けていく。

 

翌日、ミナレがディレクターの麻藤と打ち合わせをしていると、麻藤に「おまえの番組は、アナグマ禁猟時間みたいにしたらどうだ」と薦められた。

 

アナグマ禁猟時間」とは、1回の放送につき1本だけ投稿を採用するが、1時間枠全てのコーナーをその投稿者が埋める方式の番組である。

 

今はジョーカー・スコンスキーという投稿者が、その番組で常連になりつつあるらしい。

 

しかしその案に乗り気じゃないミナレは、別案の「電話で実家の誰かと親子喧嘩して、リスナーにどちらが正しいか判断してもらう」という企画をやることになってしまう。

 

腹をくくってミナレが実家に電話をかけると、父親が出た。

ミナレが名前の由来を尋ねると思いがけない答えが帰ってきて、激昂したミナレが実家に突撃すると言い出す。

 

どうにか騒ぎが収まった頃、番組の成り行きを見ていた構成作家・久連木が、荒川乱造賞にノミネートされたことを麻藤に伝えた。

 

久連木が作家活動のために局を辞めることになりそうだと知った瑞穂は虚脱状態に陥る。だが麻藤の提案で、久連木の取材と次回放送のネタ探しのために、ミナレと瑞穂が久連木と一緒に取材旅行することが決まり、瑞穂に元気が戻る。



 

感想

今回管理人が注目したのは、ミナレの父親です。

 

やっぱミナレの親父だわ

 

と思わせる、強烈な個性の持ち主です。

ミナレに名前の由来を聞かれ、おじさま雑誌コーナにあった週刊紙の特集「美熟女芸能なんたら」のタイトルからとり、「美熟(みなれ)」と名付けた、と答えます。

 

当然これは嘘なわけですが、次の答えがまたすごい。

 

なんと母親がミナレを妊娠している時、彼には3人の愛人がいたそうです。

経過は省きますが、愛人の名前からとったとか……。

 

えぇぇぇ?

愛人?

しかも3人?!  

 

本人の写真付きブログで口説き方をを解説したら、出版の話がくるかもよ!

 

と言いたくなるほど冴えないんですよね、ミナレの父親は。母親も美人ではないし。ミナレはいったい誰に似たんでしょうか。

 

そこでちょっと気になるのは、ミナレとは全く関係ないはずの、麻藤が若かりし頃の友人が

 

もし自分に子供が生まれたら「ミナ・レ」と名付けたい

 

と言ってたことです。顔もミナレに似ています。ただ、体格は似ていないですね。

 

ん~。

ミナレの家族関係をこのまま信じてていいものか……。

過去に何かあった気がしますねえ。




 

 

 

  

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